100億企業化
なぜ経営計画の95%は実現しないのか?成功する企業の思考法とは
2025.07.21
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いつもお読みいただき、誠にありがとうございます。
船井総合研究所 アカウントパートナー推進部の野口 海渡です。
多くの経営者様が抱える共通の悩みとして、下記のようなことが挙げられます。
「しっかりとした経営計画を立てたはずなのに、なぜか思うような成果が出ない」
「将来のビジョンは描けるが、そこに向かう具体的な道筋が見えない」
「計画倒れを繰り返してしまい、計画そのものに疑問を感じ始めている」
実は、多くの企業で経営計画が機能しない理由には、明確なパターンがあります。
今回は、その本質的な原因と、成功する企業が実践している思考法について、お伝えいたします。
経営計画が機能しない3つの根本原因
◆1. 「積み上げ思考」の落とし穴
多くの経営計画は「現状から何ができるか」という発想で作られています。
これを「フォアキャスト思考」と呼びますが、この思考法には限界があります。
なぜなら、現状の延長線上にある計画は、現状の制約に縛られ続けるからです。
例えば、「今の人員では売上3億円が限界だから、来年は3.5億円を目指そう」という計画は、一見現実的に見えますが、実は成長の可能性を自ら制限しています。
◆2. 構成要素の不完全性
経営計画というと、多くの経営者様は「売上目標」や「利益計画」を中心に考えがちです。
しかし、持続的な成長を実現する企業の経営計画には、必ず4つの要素が統合されています。
•理念・価値観(PMVV): なぜその事業を行うのか
•事業計画: 何をどのように展開するのか
•人材組織計画: 誰がどのような体制で実行するのか
•財務計画: どのような資源配分で実現するのか
これらのうち一つでも欠けると、計画は「絵に描いた餅」になってしまいます。
◆3. 実行順序の設計不足
計画の内容が良くても、「何から始めるか」の順序設計ができていないことが、実行段階での躓きを生みます。
特に経営資源が限られる中小企業では、この順序設計が成否を左右します。
成功する企業の「バックキャスト思考」とは
では、経営計画がうまくいく企業はどのような思考かというと、
それが「バックキャスト思考」という考え方です。
バックキャスト思考とは、
「10年後のなりたい姿」を明確に設定し、そこから逆算して今やるべきことを決める思考法です。
具体例:
•フォアキャスト:「今年売上10億円だから、来年は12億円を目指そう」
•バックキャスト:「10年後に売上100億円の企業になるためには、5年後には50億円、3年後には30億円の基盤が必要。そのためには来年までに○○の体制を整える必要がある」
この思考法の違いが、成長の天井を突破できるかどうかを決定します。ぜひバックキャストでの経営計画づくりに着手してください。
船井総研YouTubeチャンネルでは、今回ご紹介した「バックキャスト思考」にも触れながら、100社以上の企業の成長をサポートしてきた経験から導き出した「実現する経営計画」の作り方について、具体的な流れをお伝えしています。
↓↓↓ぜひご視聴ください。↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=DHDuVEoTlE4
多くの経営者にとって、「フォアキャスト思考」から「バックキャスト思考」への転換は、単なる計画手法の変更以上の意味を持ちます。
それは、「現状の制約の中で最善を尽くす経営」から「理想の実現のために制約を突破する経営」への根本的な変化だからです。
この思考転換ができた企業とそうでない企業では、5年後、10年後の姿に大きな差が生まれることは間違いありません。
自社の成長戦略について改めて考える機会としていただければと思います。
動画の中でもお伝えしていますが、変化の激しい時代だからこそ、明確なロードマップが成功と失敗を分けます。
多くの経営者が「いつかやろう」と先延ばしにしている間に、ロードマップを持つ企業は着実に成長への道筋を歩んでいます。
船井総研では、既存事業の業績向上も含め、PMVV・事業・人財・財務、すべての観点から専門コンサルタントがチームとなって100億企業化へのロードマップの作成・実行をサポートします。
100億企業化までの流れと、当社がサポートさせていただくコンサルティング内容を下記レポートにまとめました。
無料でダウンロードいただけますので、ぜひご一読のうえ、
共にロードマップ策定に取り掛かりましょう。
皆様からのご相談をお待ちしております。

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