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100億企業化
【高成長企業の共通点】現場を見ていますか?自社だけ?それとも他社も?
2025.11.26
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いつもお読みいただき、誠にありがとうございます。
船井総合研究所 アカウントパートナー推進部の野口 海渡です。
突然ですが、質問です。
経営者として日々を過ごす中で、 会議室でレポートや数値を眺める時間が増え、 実際に現場を見る時間が少なくなっていないでしょうか。
忙しさの中で、いつの間にか、 数値を通して会社を見ることが当たり前になっている。
そんなことは、ないでしょうか。
数値の裏側にある、現実
売上、利益率、生産性――
経営者は日々、様々な数値と向き合っています。
しかし、その数値が生まれる「現場」では、 一体何が起きているのでしょうか。 数値が良好なら、現場も順調なのか。
数値が悪化しているなら、現場で何が起きているのか。
実は、数値だけを見ていても、 その本質的な原因は見えてきません。
船井総研が大切にしてきた「現場主義」
船井総研の創業者・船井幸雄が遺した言葉の一つに、 「現場主義」という言葉があります。
どれほど優れた理論も、 どれほど精緻なデータ分析も、 現場で起きている「事実」に勝るものはない。
思い込みや先入観を排し、事実をもって考える。
自分自身の目で見て、体で体感する。
これが、現場主義の本質です。
そして、これは何も特別なことではありません。
会議室を出て、現場に立つ。 ただそれだけのことなのです。
現場に立つと、何が見えるのか
例えば、工場や店舗、営業の現場に立ったとき、 数値からは見えなかったものが見えてきます。
・社員の表情や、仕事への姿勢
・チーム間のコミュニケーションの質
・業務フローの中にある、小さな無駄や滞り
・現場のリーダーが抱えている、言葉にならない悩み
こうした「数値化できない現実」にこそ、 経営改善のヒントが潜んでいます。また、現場で働く社員と直接対話することで、 会議室では決して聞けない「本音」が聞けることもあります。
経営者が思い描く戦略と、 現場が感じている現実には、 しばしば大きな隔たりがあるものです。
その隔たりを埋めるには、 現場に足を運ぶしかないのです。
まず、自社の現場を見てみる
今週、ぜひ意識的に少し“現場を見る”時間を作ってみてください。
そこで、ただ見るだけではなく、 現場の社員と対話してみる。
「最近、仕事で困っていることはないか」
「もっとこうしたら良くなる、と思うことはあるか」
そんな問いかけをしてみるだけで、
経営者として見えていなかった現実が、 浮かび上がってくるはずです。
会議室で数値を眺めるのではなく、 現場に立ち、現実を見る。
この小さな一歩が、 経営を変えるきっかけになるかもしれません。
他社の現場を見ることの価値
自社の現場を見ることも重要ですが、 他社の優れた現場を見ることも、同じくらい重要です。
なぜなら、自社だけを見ていると、
「自社の常識」の範囲でしか物事を考えられなくなるからです。
年商100億円を超える企業は、 どのように組織を動かしているのか。
幹部育成に成功している企業は、 どのような仕組みを持っているのか。
理念が現場に浸透している企業では、 何が起きているのか。
こうした「成功事例の現場」を見ることで、
「自社でも、こうすればできるかもしれない」 という新たな視点が生まれます。 優れた企業の現場には、 言語化できない「何か」が存在します。
・経営者が、どんな表情で社員と接しているか
・社員が、どんな目つきで仕事に向き合っているか
・オフィスや店舗に、どんな空気が流れているか
こうした要素は、数字でも文章でも表現できません。
けれども、確かにそこに存在し、 企業の成長力を左右しているのです。
現場に立ち、自分の五感で確かめる。
これが、経営者にとって最も価値ある学びの方法なのです。
当社では、100億を目指す・実現した企業様が企業価値向上のために何を取り組んだのか、業種ごとの事例もございますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。
執筆者名:野口 海渡
福岡県出身、神戸大学経営学部卒業後、船井総合研究所に入社。中堅企業化の専門家として、100億企業へのへの成長ロードマップ策定・実現に強みを持つ。
当初は医療機関向け部門で業績・経営基盤強化に貢献、現在は中堅・大手企業専門部門で製造業、商社、化粧品、ホテル・食品等、業界横断的知見を活かし戦略立案から実行まで一貫支援している。
クライアント企業の長所を伸ばし、成長の限界突破を使命としている。
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