100億企業化
100億企業化に向けた地域コングロマリット経営
2025.09.22
▼『100億企業を実現した5人の経営者の成功事例』 無料ダウンロードはこちら

いつもお読みいただき、誠にありがとうございます。
船井総合研究所 アカウントパートナー推進部の齊藤 浩太です。
本日は、100億化に向けた地域コングロマリット経営についてお伝えします。
皆さまが事業展開されている業種業界の将来について考える際に、どのようなことを思い浮かべますでしょうか。見通しは明るいでしょうか。
日本全体では急激な物価上昇に伴い、業界構造や今までの常識が通用しなくなっているという声も多方面からお聞きします。
そんな状況下の中、上手に経営を進められている会社様に共通している経営手法として「地域コングロマリット経営」があります。
地域コングロマリット経営とは、特定の地域で複数の事業体を展開し、多角化によって企業成長を目指す経営手法です。
これは、ただ単に事業を増やすだけでなく、事業間のシナジーを生み出し、売上利益を上げ、地域経済へ貢献したい、そんな経営者様に目指していただきたい手法が地域コングロマリット経営になります。
目次
地域コングロマリット経営に繋げるための4つのストーリー
中小企業が成熟市場で成長を続けるには、既存事業の強化はもちろんのこと、第二、第三の柱となる新規事業の創出が不可欠となります。
どのような手順で経営決断をし、コングロマリット化を図るかの具体的な手順・ストーリーについてお伝えいたします。
ステップ①:PMVV(パーパス、ミッション、ビジョン、バリュー)の策定
企業の存在意義、使命、目指す姿、価値観を明確にし、経営の軸・決断の軸を決めます。
ここでのポイントは、時間をかけて自身の価値観を深く考え、議論を重ねることが重要となり、特に理念(パーパス)を深く掘り下げ、事業の根幹とすることが重要です。
またその後では社員全体の共感を得られるよう、PMVVを策定・浸透していくような行動指針を設定することが重要です。
PMVVは、単なるスローガンではなく、社員の行動指針となる必要があり、また主力事業だけでなく、グループ全体を包含できるPMVVを策定します。
ステップ②:中長期(10年)ロードマップの策定
PMVV策定後は10年後のありたい姿から逆算した中長期計画を立てます。
これは、現状の問題・課題の治療ではなく、未来の目標達成に必要な準備を明確にするものです。
ロードマップでは、PMVV、事業戦略、人材戦略、財務戦略などを包括的にまとめることで、企業の成長設計図となります。
ここに数値目標を盛り込み、進捗状況を定期的に確認することが重要です。
ここでポイントとして、ロードマップ策定時は、既存の延長線上ではなく、非連続的な成長を目指すことを目標とした内容にすることです。
10年後のグループ経営を見据えた、次世代ボードメンバーの育成も視野に入れましょう。
ステップ③:既存事業の生産性向上と成長戦略
既存事業の強みを最大限に活かし、生産性向上に取り組むプランを作ります。
DX(デジタルトランスフォーメーション) を推進し、業務効率化を図ることは必須項目とし、既存事業の収益性を高めるための戦略を策定します。
加えて既存事業のブラッシュアップを行い、競争力を強化します。
高収益化を実現し、キャッシュフローを改善します。
ステップ④:新規事業の立上げとM&Aの検討
既存事業との関連性を考慮し、シナジー効果が見込める新規事業を選定します。
市場規模や成長性を分析し、有望な新規事業を立ち上げます。
M&A を活用し、事業規模の拡大や新規分野への参入を加速させることも有効です。
M&Aにおいては、自社の事業戦略に合致する企業を選定することが重要で、既存事業の弱みを補完し、新たな顧客層を開拓する手段にもなります。
そして参入する上でのポイントは既存事業との「市場関連性」と「商品関連性」を考慮することが重要です。
地域コングロマリット経営では、既存事業を人気事業でカバーするなど、複数の事業を行うことで事業総合力を高めることを目的とします。
そもそも複数事業を抱えることによって“非効率”(シナジーを生まない・バックオフィスが事業ごとに独立してしまう・・・等)になるコングロマリットディスカウントではなく、事業の複合化で付加価値が生まれている状態のコングロマリットプレミアムを目指していただきたいと思います。
当社では、100億を目指す・実現した企業様が実際に取り組んだ地域コングロマリット経営の事例を研究しています。
気になる方は、お気軽にお問い合わせください。

100億企業化
コンサルティングに
ついてはこちら
お問い合わせ
CONTACT