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100億企業化
売上100億の壁:100億達成するための友好的M&A戦略とは
2025.09.01
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いつもお読みいただき、誠にありがとうございます。
船井総合研究所 アカウントパートナー推進部の今 亮太郎です。
今回は、「100億達成するための友好的M&A戦略」についてお伝えしたいと思います。
M&A戦略をビジョン達成の手段として活用すること
近年ではM&A戦略を掲げる企業が多くなっており、2024年に国内で公表されているM&A件数は約4700件となっております。
一方でM&Aにおける様々な不祥事も出ております。
失敗するM&Aの代表としてはM&Aをすることが目的になっており、M&A成立後のPMIで失敗し、結果として業績が低迷してしまうケースが相次いで起こっております。
そんな中、年間5件以上のM&Aを成立させているM&A巧者は、M&Aを実施する目的をより明確にし、トップ面談時には必ず、譲渡側へプレゼンをするようにしています。
だからこそ事前にベクトルをそろえることができ、双方の成長を実現できております。
「ビジョンなくしてM&Aの価値なし」ということです。
相手の立場を尊重すること
M&Aは1件成立させるために6か月以上かかる壮大なプロジェクトです。
実際に独占交渉に入ると様々な問題が発覚するケースが多いです。
そんな中一番ストレスを抱えるのは譲渡側なので、そのことを理解してドンと構えることができる譲受側の姿勢がとても大事です。M&Aで一番大事なことは双方の関係を悪化させないことであり、これが悪化してしまうと、仮にM&Aが成立したとしてもそのあとのPMIで苦戦することになります。
なので改めて「譲受側の友好的姿勢で譲渡側を安心させること」を意識しましょう。
PMIでは安心が第一
失敗するM&A事例としては、M&A成立後に一気に改革を開始することです。
譲渡側はただでさえ将来への不安が募っている中で、変化というストレスを与えてしまうと、最悪の場合、集団離職へつながってしまいます。なのでM&A巧者である経営者の方々は必ず1on1をしっかり行い、とにかくまずは安心してほしいということを直接伝えます。
その際には譲受側の成長ストーリーやそこでイキイキ働くメンバーの情報などをお伝えして、こんな楽しくそしてワクワクした未来を描いている会社なんだということを理解してもらうようにしております。
ここで安心してもらうとその後の業績アップにつながるのでとても大事なことです。
今回は、「100億達成するための友好的M&A戦略」についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
M&A戦略はハイリスク・ハイリターンの戦略だからこそ、正しい情報を収集して、前準備を徹底させることが重要となります。
当社では、100億を目指す・実現した企業様が実際に取り組んだM&Aの事例を研究しています。
気になる方は、お気軽にお問い合わせください。

執筆者名:今 亮太郎
新卒で入社後、多種多様な業種・業界の中堅・大手向けコンサルティング業務を経験。
具体的には、大手企業の戦略策定や事業計画策定、市場調査など調査・計画策定をこなす。
福島の震災復興支援に携わり、地域の経営者が地域を良くしたい、という姿に、自分自身も力になりたいと思い、現在は中堅企業(100億前後)専門のコンサルティング部署へ異動。
10・30・100億の壁を乗り越えるためには、何をすべきか?を研究し、PMVV(理念やビジョン)策定・10年間の中長期計画立案、100億化伴走支援をしている。
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