パーパス経営
100億に企業になるまでの7つの不安
2022.12.15
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100億企業になりたいが実際になれる企業は全体の1%で、
100億企業を目指す企業は全体の20%程度でしょうか。
後者の20%は私の肌間隔です。
今回のコラムでは、
残りの80%の企業がなぜ100億企業を目指すと決断できないか、
これまでに多くの経営者から聞いた不安を7つご紹介します。
1、 既存事業の先行きが不安
100億を目指す企業は年商で20~30億の企業が多いですが
一事業でこの規模になっていると
地域ではトップシェアになっていることが多く、
これからの先の事業の成長はマーケットサイズに依存するケースが多いです。
しかし、
昨今の状況を鑑みると市場の成長は見込めず、
既存事業の先行きに不安を抱えている。
2、 新規事業の選定方法に不安
既存事業の成長が見込めなくなると、
新規事業で成長を実現しようとします。
それ自体は間違いではないですが、
どのように新規事業を選んだらよいか迷う経営者が多いです。
周辺事業で立ち上げるべきか、
それともポートフォリオを組み立てるために
まったく違う事業を立ち上げるべきか、不安を感じている。
3、 採用などの組織戦略に不安
成長している期間はその勢いと共に採用もできたが、
既存事業の成長が鈍化すると採用もこれまでのようにできなくなってきます。
また、
市場が複雑化してくるとこれまでのような新卒採用だけでなく、
即戦力の採用も必要となるが組織体制が整っておらず断念する。
まずは組織体制を整えることを優先するが、
社内の組織ではその設計ができる人材がおらず組織戦略に不安を感じている。
4、融資などの財務面の不安
既存事業を強化するにも、新規事業を始めるにも、
採用を強化して体制を整えるにしても、
今のキャッシュでは不安がある。
何らかに力を入れていくためにはキャッシュの不安は解消したい。
しかし、
この厳しい時代において良い条件で融資を受けれるかの不安を感じている。
5、地域経済への不安
何をするにしても地域経済が元気でないと、
10年後20年後も自社が成長を続けられるか不安が残る。
しかし、人口は減り、労働人口が減り、
町全体としても活気が良いとはいえない状態が続いている。
果たしてこの地域で事業を続けていくことが正しいのか不安を感じている。
6、事業承継などの不安
現状の事業だけでは20年30年後には不安があるので、
子どもに継がせるにしても良い状態にしてあげたい。
可能であれば、新規事業を立ち上げて数年後には分社化して、
10年後にはホールディングス化して上手に事業承継をしていきたいが、
現状そんな未来が描けず不安を感じている。
7、本当に達成できるか不安
100億という目標を掲げるチャンスはあったが、
今の3倍~5倍の規模になることに現実感がなく、
果たして自分にできるんだろうか、
やりきれるんだろうかという不安を感じている。
いかがでしょうか?
この7つは、
これまでの多くの経営者が実際に不安に感じていることです。
そのような不安を抱えながらも
成長にチャレンジする会社と
チャレンジできない会社は何が違うのでしょうか?
その答えは、
やってやると考えるか、できない理由を考えるかのどちらかだと思います。
すでに100億へのチャレンジを決めた多くの経営者は、
そこに明確な勝算があったわけではなく、
100億企業へチャレンジしたい、100億企業になりたいと決断をした結果、
その道を歩き始めたということです。
もし100億企業になりたいが最初の1歩を踏み出せない企業は、
他の企業と同様にまずは「やってやる」という決断をしてみてはいかがでしょうか?
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