パーパス経営
パーパス経営は重要?中堅・中小企業こそ取組むべき3つの理由を解説
2022.11.21
▼『100億企業を実現した5人の経営者の成功事例』 無料ダウンロードはこちら
最近、耳にすることが多くなった「パーパス」というワード。
パーパスとは日本語では「目的」と訳されますが、
先行き不透明な時代だからこそ、中堅・中小企業には「パーパス経営」が必要です。
今回は、なぜパーパス(PMVV)が必要なのかお伝えいたします。
※P:パーパス・理念、M:ミッション、V:ビジョン、V:バリュー
目次
【会社視点】中期事業計画よりも、むしろパーパスに基づく経営が必要。
ある急成長する企業さまへヒアリングした際に
「時代の変化が激しい昨今、3年の中期事業計画を作っても毎年は要らない。むしろパーパスに基づく経営が必要」
とお話を伺い、コンサルティングの中で
中期事業計画づくりを策定する私としては衝撃が走りました。
確かにいままでは、人口増加で市場が右肩上がりしていた時代で、
未来が読みやすく伸びる事業計画を描きやすい時代でした。
一方で、これからは未来が読み“づらい”時代で、容易には業績があがりづらいです。
そのために、
「私たちは何者で、何をすべきなのか」
といったパーパスを言語化し、目指す必要性があります。
中堅・中小企業は大手企業と比較すると、
意思決定が早くできますから、
言語化されたパーパスはこれからの時代に大いに力を発揮できます。
【社員視点】転職市場活況。金銭面以外で、この会社で働く意味は何か。
コロナも落ち着き、転職市場が活況なようです。
経済が少しずつコロナ前に戻り始め、
大手企業を中心に需要が増えているようです。
一方で、求職者側もコロナで仕事に対する考え方が変わり、
「このまま、この会社で働き続ける意味はあるのだろうか」という声があるようです。
先日、上場企業の会長(創業者)から
「金銭の部分も重要。だが、これからの時代は金銭面以外で一緒に働く意味であるパーパスを伝えないといけない」
と伺いました。
いままでのロイヤリティや社員満足度重視の関係性から、
これからは会社・社員も目的実現のために
一体となるような関係性が求められます。
転職市場では大手企業と比較して、中堅・中小企業は不利です。
トップと距離が近い点を活かし、
社員一人ひとりにパーパスを伝えていく必要性があるのではないでしょうか。
【顧客視点】メッキブランディングはNG。社員一人ひとりがパーパスを体現し、商品・サービスを提供する。
これからは、モノ余りの時代です。
その中で、商品・サービスを選んでいただくためには、
ただ単純に商品・サービスを提供するだけでは、
顧客に購入していただけません。
また、情報化社会ですので、
実態と伴っていない“メッキブランディング“は
クチコミで直ぐに顧客に伝わります。
社員一人ひとりがパーパスを体現し商品・サービスを提供してこそ、
真に顧客から選ばれ満足していただけます。
パーパスが必要な理由、3つの視点は以上となります。
パーパスが社員へ浸透・共感し、体現した結果、
業績が伸びる道筋が見えてきます。
次のステージに向かうためにも、
ぜひ一度、パーパスを整理されてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございます。
100億企業化
コンサルティングに
ついてはこちら