新規事業策定

100億企業化に向けた新規事業の始め方

2022.10.20

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人口減、少子高齢化による人口構造の変化による需要減、
エネルギーコストや人材コストなど様々なコスト増・・・と企業を取り巻く外部環境は年々、厳しくなってきております。

 

そうした中で外部環境の影響を受けやすい、いわゆる大手企業や地域一番企業の中には一足先に危機感が現実となり、対策を始めているようです。

その対策の一つが「新規事業の検討」です。ではなぜ、いま「新規事業の検討」を始めるのでしょうか?

 

■なぜ、地域一番企業は新規事業を立ち上げ始めているのか?

船井流の地域一番化戦略では「売上=シェア×商圏人口×マーケットサイズ(MS)」と企業成長を説明しております。

企業成長においてはまずはシェアを高め、続いてエリア拡大(商圏人口拡大)を行い、
最後にMS付加(=商品付加・事業付加)を行うというものです。

 

人口減少時代の成熟マーケットにおいては、市場自体が拡大していく見込みは低いため、
既にエリア内で高いシェアを確保している地域一番企業にとって、
もう一段階上の成長を目指すためにはMSを付加する=新規事業を立ち上げるという選択となりやすくなります。

 

また将来の幹部候補となり得る優秀人材ほど、自身が成長しにくい環境には留まりにくく、
そうした人材の新たなキャリアポストとしても新規事業を注目し始めております。

■成功しやすい新規事業のポイント①同業他社の成功事例を収集する

では、実際どのような新規事業に参入すればいいのか?ですが、もっとも簡単な見つけ方は同業他社が「何の新規事業で成功しているか?」です。

 

もちろん成功には細部まで見ると、様々な要因があるものの、同業他社で成功しているものは
自社にとっても相性が良い確率が高いです。(相性の例とは、資源が活用できる、集客方法が似ている、出店立地が似ているなど様々あります。)

 

ぜひ一度、同業他社が成功している新規事業を収集してみることをお勧めします。

■成功しやすい新規事業のポイント②参入は小さく、成長は大きい、を描けるマーケット

それぞれの企業が目指している売上規模感によるものの、より大きな売上規模を求める場合、
基本的には市場規模が大きいことが条件となります。(小さい場合はその分、高いシェアを取る必要があるため)

 

一方で、市場規模が大きければ大きいほど、資本力のある大手企業が参入している、
若しくは参入可能性が高いため、競争環境は激しいことを意味します。

 

市場規模が大きいからといって、ストレートに参入することは得策ではありません。

 

ではどうしたらよいのか?ですが、オススメは「狭属性マーケット」を狙うことです。

 

あくまで例えとなりますが、リフォームで言うとリフォーム全体の市場規模は大きいですが、
リフォームの総合店ではなく水回り専門、屋根工事専門、外壁塗装専門、など専門店業態からスタートし、広げていくといったイメージとなります。

 

以上、今回は100億企業化に向けた新規事業の始め方を紹介させていただきました。

皆様もぜひ、成長ビジョンの中で新規事業の可能性はないかを一度検討してみてください。

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下田 寛之

執筆者名:下田 寛之

青山学院大学卒業後、株式会社船井総合研究所に入社。
製造業・エネルギー・小売・外食・サービス等、幅広い業種で中期事業計画策定、新規事業開発、BPRなどのテーマに従事。
現在は価値向上支援本部の副本部長としてテーマ領域を統括、全社戦略である「中堅企業向け総合コンサルティング」を推進。

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