新規事業策定

既存事業と第二本業で100億円の売上を作る3つのポイント

2022.10.24

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売上100億円企業を目指す上で、既存事業でどこまでの計画を作るのか。

 

並びに、第二本業でどこまでの計画を作るのが良いか。
その際に考えるべき重要なポイントが3つあります。

 

1)既存事業の計画は市場の大きさと経営者の移動距離(心)で決まる

2)第二本業はモデル企業の事例分析で高収益と低収益の組み合わせを見極める

3)定量、定性、両面からのイメージができる計画にする

 

1)既存事業の計画は市場の大きさと経営者の移動距離(心)で決まる

既存事業の計画ですが、伸ばす方向は大きく2つです。

 

同一ブランドで地域を拡大する出店戦略、または同一地域で新ブランドを立ち上げるブランド戦略のどちらかです。

またはその両方を組み合わせていくことです。

 

その際に既存店の市場の大きさからどれだけシェアをとれるのかということで事業計画を組むのは当然として、

どこまで地域を拡大したら良いのでしょうかと聞かれることが多いです。

 

これは経営者が移動したい(移動できる)距離で決めるのが最も良いです。

理由は、出店したら管理するために結局は移動するからです。

その移動がどこまで無理なくできるのかを考えることです。

 

もちろん、今はデジタルツールがあるため、zoomでのリモート会議、各種システムを使った管理が可能です。

その上でやはり重要な業務(出店候補地選定、採用面接、現地視察など)はリアルでの実施が必要です。

 

売上100億円従業員300名体制を超えれば、経営幹部がこの役割を代わってくれるようになりますが、

それまでは、経営者が本社から都度移動する必要あるため、その移動可能距離(移動可能距離は経験上、経営者の方によってかなり誤差があると感じてます)

に応じた地域の設定を行うことが必要です。

 

その地域の中でどこまで売上を伸ばすのかを逆算して事業計画を立案します。

 

2)第二本業はモデル企業の事例分析で高収益と低収益の組み合わせを見極める

業種によってもかなり差がありますが、基本的に売上100億円を達成した際に

高収益(営業利益10%以上)と低収益(営業利益3%未満)な事業の組み合わせが存在します。

 

ある業種では、A事業とB事業を組み合わせている売上100億円企業は基本的に高収益です。

逆に売上が300億円を超えていても、その組み合わせを行っていない企業は県下有数の企業にも関わらず、

低収益なケースがあります。

 

船井総研では業種ごとに、この高収益な組み合わせの見極めを行うことで、第二本業で何をやるべきかを決めていきます。

この組み合わせに関しては、是非、船井総研へお問い合わせ下さい。

 

3)定量、定性、両面からのイメージができる計画にする

最後に既存事業、第二本業、いずれも売上100億円の計画が定量はもちろん、

定性面からもイメージできる計画であることが必要です。

 

例えば、現在売上20億円、社員数は60名、店舗は5店舗の場合、売上が100億円になると

社員数は300名、店舗は25店舗になります。

 

その時には、ブランド力向上のための販促費として0.5%設定としても5,000万円を捻出できるため、

地域のネーミングライツやプロスポーツのスポンサーが可能になったり、イメージキャラクターを起用できたりします。

 

他にも様々な投資が可能になり、社内外における会社に対するイメージを作ることもできるようになります。

そういったイメージをどのように膨らませ、見える化するかが必要です。

 

 

以上3つのポイントを考慮しながら、100億円の計画作成に取り組んで頂ければと思います。

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松井 桂

執筆者名:松井 桂

法政大学卒業後、外資系医療機器メーカーへ勤務。

2011年に株式会社船井総合研究所に入社。

入社後は、住宅不動産業界でマーケティングによる業績アップコンサルティングを展開。

新ブランド開発、新規出店、多店舗展開、既存ブランドの活性化により、最低でも『3年で2倍の事業計画』を描くスタイルで提案。

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