新規事業策定

新規事業の夢と儲け~100億企業化への道~

2024.02.14

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平素より大変お世話になっております。
当社では年間800本前後のセミナーを開催していますが、2023年特にヒットした経営テーマの1つが「新規事業」でした。

参考までに、以下は本年のセミナー集客数TOP10をお示しししていますが、うち半分(5本)が「新規事業」に関するものであり、総じて「新規事業」に関する内容だけで、400名以上の方に当社・丸の内オフィスまでご来場していただいたことになります。
この場を借りて、ご参加いただいた皆様には厚く御礼申し上げます。

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改めて本業における成熟化が避けられない今、周辺もしくは飛び地の業界に目を向けつつ「旬な新規事業」にチャレンジし、商圏を維持しながら「コングロマリット化」することで、企業成長スピードを維持していきたい、といったご意向をお持ちの企業様が極めて多いことが明るみになった1年であったと考えております。

 

①100億化に向けた「新規事業」の成否


一方で100億化、のような大きな成長戦略を新規事業によって実現する上では、多少なりとも不確実性を伴うという点はご認識の方も多い事でしょう。
様々な新規立上げにチャレンジする方が増える一方、やはり「同一業界」「同一ビジネス」であっても、その成否には大きな差が生じてくるケースも目にして参りましたが、その代表的な違いのひとつは「企業ビジョンの位置づけ」です。

どんなに儲かるビジネスモデルであっても、事業の実行を現場で支える担当者の方や、投資判断する経営者の方に「自社として取り組む意義」「(事業参入を経て)将来的にありたい姿」が明確でなければ、チャレンジが日の目を見ることは多くないように思います。

逆にこれらが言語化されていることで、正念場での「やりきる力」は増幅し、新規事業の成功確率は圧倒的に高まる姿をひしひしと感じます。

「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」という有名な言葉がありますが、“売上至上主義”に走り、社会的バッシングが起きる事例や、“思い先行”で収益性・サービス維持が追いつかず、事故に発展してしまう事例などは、これだけコンプライアンスが厳しい時代でも枚挙にいとまがありません。

まさに企業様における道徳と経済、換言すれば「夢」と「儲け」をどう両立させるか?は極めて重要な問題であると言えるでしょう。

 

②新規事業とビジョンを両立させた成功事例


プライム上場企業でもある、鎌倉新書様はもともと仏壇・仏具の出版を生業とされていましたが、「自社として顧客への提供価値はどうあるべきか?」を常に見直し続けたことで、終活領域における情報メディア事業へと大きく舵を切り替えながらも、直近10年で比較すると10倍近くの成長を遂げています。

世界でも類を見ないような急速な高齢化が進む日本においてのビジネスドメインを「終活」ととらえ直し、葬儀関連に限らず介護・不動産・保険など、周辺領域新たな事業にもチャレンジし、成功していることが、同社の持続的な成長を下支えしていると言えるでしょう。

この事例からもお分かりいただける通り、ひとつの答えになるのが「ビジョンの実現手段として「新規事業」を選択する」という姿勢です。
企業としての夢(思想・志)を、儲け(新たなビジネス)によって「体現」するために、両者の磨きこみを行うことで、2024年のさらなる飛躍へと繋げていただけることを願っております。

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伊藤 匠

執筆者名:伊藤 匠

新卒で船井総研に入社後、再生可能エネルギー分野における新規事業参入支援(主に太陽光・蓄電池販売)に特化し、累計では300社以上のコンサルティング実績を誇る。
その後は事業イノベーション支援部へと参画、従業員100名以上の中堅企業を中心に新規事業参入・事業計画策定のサポートについて、資料作成から先方へのプレゼンテーションまで幅広く行っている。常に事例に基づく成功確度の高い提案スタイルは、経営者からも高い支持を得ている。

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