新規事業策定

新規事業で再・成長できた“新規事業選定5つの視点”

2023.02.17

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新規事業で再・成長するための“新規事業選定5つの視点”

①売上規模追求型ではなく、省人・高収益事業

~営業利益率20%のビジネスモデルから新規事業を選択~

 

これからの時代は売上だけでなく、

収益性も意識していかなければならなりません。

 

弊社のセミナーに数多くご講演頂いている、

岩本石油様の事例から紹介させていただきます。

 

もともと、岩本石油グループは、エネルギー卸事業を中核としており、

ビジネスモデル構造上、収益性が低いです。

 

また、成熟業種は「人ありきの“労働集約ビジネス”」が多く、

一人当たり生産性が高く・営業利益率20%以上ビジネスを選ぶべきです。

 

②これからも有望な成長市場に位置しているか

~この先10年プラス市場成長予測の新規事業を選ぶ~

 

既に成熟した日本市場の中で、

停滞や衰退が見えている市場を選びに行くのは賢明な判断とはいえません。

 

勝ち戦化するためにも、この先10年プラス成長予測が見えている市場を選ぶべきです。

そして、そのような成長市場は、限られており、

他社と参入競争に勝たねばなりません。

 

経営者が情熱を持って、そして、スピード感を持ち、深い関与が必要です。

 

③人財吸引力が高い魅力ある事業か

~自身の息子・娘が目を輝かせて、その事業をやりたいと頷くか~

働き手、さらに、優秀人財は、大手企業との取り合いは加速します。

 

若手や優秀人材を勝ち取るために、

採用に魅力的なブランドイメージの高い事業であることは必須要件です。

 

例えば、成長性や社会性、デジタル要素など、

何か若者世代に光る視点が必要です。

 

④既存の経営資源・成功体験が生かせるか

~自社の勝ちパターンを生かして、他社を圧倒する~

市場が成長し、他の競合が参入する中でも、

自社が成功するイメージが持てるかが必要です。

 

経営資源や成功体験をもとに「ウチらしさ」が発揮し、

成功できる事業か、見極めが必要です。

 

岩本石油グループでは、新規事業立ち上げの際に、

「セルフ&省人運営発想・立地評価の目利き」や

「先代の“ガソリンスタンド・セルフ化成功事例”」を生かして、

事業成功確度を上げました。

⑤中核事業を基点とした「サイクルに組み込まれる」内製化発想ができるか

~中核事業×新規事業をつなぎ、強固なビジネスモデルをつくる~

特に自社の中核の事業とシナジーがあるのかどうか、

を意識する必要があります。

 

内製化発想が持てれば、コスト優位性を発揮でき、

さらに収益性が高くなります。

 

例えば、岩本グループで言えば、油・・・船舶⇒車、

車起点…販売・保険⇒車検 とつなげる視点です。

 

画像

 

地方の成熟企業こそ、新規事業にチャレンジしていくべきと確信した

岩本石油グループ・岩本勉社長に新規事業立ち上げをした気づきを伺うと、

「地方の成熟企業こそ、新規事業にチャレンジしていくべき。

人が残る&育つ、売上も増える、既存事業にも好影響をもたらし、一石三鳥である」

 

「新規事業は、業界慣習で凝り固まった発想を打開してくれる。

自由な発想が生まれる、チャレンジ風土が生まれていく」

とお話されています。

 

今回は可能性が高い「地域密着×成熟業種」の中小企業の

明るい未来についてお話をしてまいりました。

 

地域の経営者が信念を持って、企業を成長させれば、

その地域や日本が明るくなると信じてやみません。

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今 亮太郎

執筆者名:今 亮太郎

多種多様な業種・業界の中堅・大手向けコンサルティング業務を経験。

具体的には、大手企業の戦略策定や事業計画策定、市場調査など幅広い領域の実務をこなす。

現在は、いい会社を一社でも増やす思いで「成長戦略づくり」「新規事業立ち上げ」「ホールディングス化」「組織づくり」等、の「中堅企業の価値向上支援」を行っている。

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