新規事業策定
成熟化する企業でも伸ばし続ける企業の特徴は 内製化と異業種・新規事業
2023.09.29
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「100億化のため「住宅・不動産」も異業種・新規事業が必要」というコラムでもお伝えいたしましたが、
住宅・不動産業界は成熟期を迎えており、戦略を再考しなくては生き残れません。
成熟期は、市場は微減し、競合度は上がり、強いものしか生き残れないライフサイクルです。
成熟・衰退期には、3~4社しか生き残れないとも言われており、
先行業界である「衣」「食」では、大手数社しか生き残れておりません。
住宅・不動産業界はどうでしょうか?
実際に、地方商圏でも、大手住宅会社の分譲地仕入れの影響をかなり受けており、規模の大きさが物言う業界化しております。
それでは、成熟化する地域の住宅・不動産企業はどのように立ち行くべきでしょうか。
100億と10%を目指す。
そのためにマネジメントの仕組みを変える
シンプルに、規模を追い求める、という目標が必要です。
ただ、売上だけを求めるのではなく、利益率向上のためには、売上規模を求めざるを得ない、というのが正しいです。
下記は、住宅会社の売上規模と営業利益のイメージです。
5~10億の売上規模は、社長と現場の距離が近くマネジメントしやすいため、高生産性を実現できます。
一方、30~50億の売上規模は、組織階層が増えるため、
社長と現場の距離が遠く、意思決定スピードと質が下がり、マネジメントしづらくなります。
しかし、100億の規模の会社は、下記①~③に加えて、マネジメントの仕組みを整えられているため、高生産性を実現できます。
では、これからの100億化パターンはどのようにすべきでしょうか。
成熟化する企業でも伸ばし続ける企業の特徴は
内製化と異業種・新規事業
いままでの住宅・不動産業界の成長シナリオは、同業界での拡大が基本線で、
現状社員や勝率の観点から足元2~3年は大きく変わらないと考えられます。
しかしながら、次の10年先を見据えると、拡大路線だけで大手企業や地場トップビルダーと正面切って戦うのは、
先述のライフサイクルの説明の通り、厳しくなることが予測されます。
そこで考えたいのが、⑤垂直統合⑥コングロマリット化(異業種)へのチャレンジです。
ただ、いきなり⑤⑥路線は、リスクが大きいため、時間軸・規模軸としては、下記の3ステップが理想です。
中核事業をど真ん中に
⑤垂直統合⑥異業種付加でシナジー創出
収益の土台は、成功確度が高いため中核事業である住宅・不動産事業で最大化を目指すべきです。
加えて、周辺事業で外堀を埋める50億くらいまでの絵は描きたいものです。
その後は、組織・資金体力のある状態で、
⑤収益性アップのための垂直統合や
⑥新規顧客・仕入れ力強化のための異業種新規事業の立ち上げにチャレンジするステップの成功確度が高いと考えております。
そして、上記のシナリオのスピード感や選択肢の幅を広げるのが、
HDやM&A、IPOなどで、まだシナリオを組めていない場合やどのように自社に取り入れるかイメージが付いていない場合は、
早期ご検討をおすすめします。
これから10年の住宅・不動産業界の熾烈な勝ち残り競争の中で、自社の成長シナリオは見えておりますでしょうか。
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