新規事業策定

「商圏を広げる」が重要なわけ

2023.03.06

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多角化経営をするにあたり、商圏の問題は切っても切り離せないものです。

今回は私がコンサルティング支援をしている企業の中で、商圏内で業界TOPになった企業からのご報告をまとめさせていただきます。

 

報告の内容は以下のようなものです。

「おかげさまで、当社も、業界では県下No.1になりました。」

同社は、人口6万人程度の町で創業し、力を蓄えて県庁所在地に出店、同業種に中で、

販促量で一番、スタッフ数で一番、商品量で一番、そして売上一番を実現しました。

 

私が見てきた数多くの企業の中で、「地域で、業界一番になる!」、そう宣言する経営者は少なくありません。

しかし、地域の中の消費にのみ頼った一番は、外から見ると、影響力の小さい会社に過ぎないかもしれません。

 

社員もお客様も、エリア外からどれだけ持ってこれるか、エリア外で稼いだ収益をどれだけ地元に持って帰れるかが重要です。

もっというと、これは国内マーケットに限ったことではなく、海外にも可能性を見出す必要があるということにもなります。

 

その実現に一番手っ取り早い方法は、今の拠点で、目いっぱい商圏を広げることです。

商圏を広げるには、認知度を上げることと同時に、自社を選んでもらう理由付け(=差別点)が必要です。

品揃えも、人的サービス力もそれにあたります。

 

同社は、年商数億円の時に、出身の小さな町から、数十キロ離れた県庁所在地へ販促攻勢をかけていました。

 

決して効率が良かったわけではないですが、将来の出店を見越したものであり、拠点効率を高めるという狙いでした。

商圏を広げるというのは、結果的に、経営効率が格段に高まるのです。

 

「次のステップは、業種を超えて、県内トップ50に入ることです。100億くらいになると、実現できると思います。」

現在の販促エリアは、県外にも拡大しています。もちろん、出店も見越してです。

同時に、新規事業においても、スタートから他の会社の3倍ほどのエリアをターゲットに置いています。

 

年商20億の会社が、業種の枠を超えて、県下トップ50=年商100億円を目指す。

そのロードマップは、商圏拡大のシナリオと共に、動き出しています。

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小平 勝也

執筆者名:小平 勝也

1996年に高崎経済大学経済学部卒業後、株式会社船井総合研究所に入社。
自動車関連(現モビリティ支援部)のコンサルティングに立上げから関わり、2014年1月部長に就任。
2017年1月より、本部長として、小売・サービス業コンサルティング部門を統括、同年3月執行役員に就任。
2021年1月、価値向上コンサルティング部門(財務・M&A・IPO、HR、新規事業開発など)の
副本部長、2022年1月より同部門本部長、現在に至る。

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