人事組織

100億円突破企業が実は用意していた「人事の設計図」とは?

2022.11.10

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100億円企業を目指す上で、弊社の取引先の10億~60億の企業の経営者107名にアンケートを取ると、

興味深い傾向が浮かび上がりました。

 

①経営計画書を作成している:81%
②経営計画書には事業計画が含まれている:56%
③経営計画書には人事組織戦略が含まれている:26%

 

この3つの結果から読み取れることは、

 

「経営計画書を作成している会社は約80%だが、

数値計画のみの会社がその中で、約30%いる。

事業計画は約70%の会社が作成しているが、

人事組織戦略はわずか30%ほどしか計画を作っていない。」

 

ということです。

これが、多くの企業の計画書の実態ではないかと思います。

 

ところが、実際の100億円突破企業の実態を見ると、

「事業戦略」と連動した「人事戦略」をしっかりと計画書に盛り込んでいることがわかります。

 

弊社が提唱する「人事の設計図」を作るには下記の3つの内容を盛り込んでいます。

 

1.100億円突破に向けた「計画採用」(①期初社員数②期末社員数③入社数④退社数)

 

100億突破企業の多くは、結果的に社員数がどのくらいの組織かというイメージが持てており、

その実現に向けて「計画採用」を行っています。

 

ここでいう「計画採用」とは、

「退社数も加味した上での入社数のコントロール」と

「新卒・中途・プロ人材」のバランスを決めているということです。

 

2.100億突破段階での未来組織図

 

100億突破企業の多くは「突破した段階の組織図」のイメージが具体的に持てています。

 

事業数・店舗数といったマネジメントする責任者の人数、

「経営チーム」として経営機能を分担してもらう担当役員のイメージ、

顔触れを意識しながら採用と育成を連動させています。

 

数年後の組織図を「未来組織図」として作ることで、

幹部候補・管理職候補生の意識を醸成することも可能です。

 

3.マネジメント人財(管理職)の育成

 

各現場の細かいマネジメントを行う、マネジメント人財(管理職)の育成が求められます。

組織の成長が早く、社内での育成が追いつかない場合に、

外部からマネジメント人財を採用するという手法もあるでしょう。

 

しかし、外部登用でうまくいく企業が実は稀であり、

社内での抜擢・育成が結果的に成果を上げる場合が多いものです。

 

管理職には、目標設定・戦略構築・数値管理・業務管理・部下育成などいろいろなことが求められます。

 

マネジメント業務を促進する上で、

それらのやり方を教える教育プログラムや社内施策を行わなければ、

さらなる成長に歯止めがかかります。

こうした管理職の育成計画などを盛り込んでいかなければ、組織面での成長は難しいでしょう。

 

これら3つの要素を盛り込んだ「人事の設計図」を中期経営計画に盛り込んでいくことで、

数値だけの羅列から現実味を帯びた計画となり、

実現可能性はかなり高まることでしょう。

 

100億円企業への成長を目指す経営者の方は、

ぜひマネジメントシステムの構築にも注力し、

強い組織を作り、持続的な成長を実現させてください。

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鈴木 圭介

執筆者名:鈴木 圭介

2007年株式会社船井総合研究所に新卒で入社。

法律事務所を中心とした士業事務所の事業戦略・マーケティング支援・組織開発に従事し、業界を代表する事務所・士業グループを多数輩出。

デジタルマーケティング関連テック・リーガルテックを中心としたテクノロジーを活用に強みを持ち、 スタートアップ企業と共に、士業事務所及び企業の変革をサポートしている。

近年は「中堅企業向け総合コンサルティング」の立ち上げに参画し、中堅企業向けのサービス拡充に向けて従事。

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