人事組織
【幹部が自ら動き出す組織へ】カンサプに学ぶ100億企業化計画がもたらす組織革新
2025.02.04
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北陸の小さなラーメン店から始まり、わずか2年で組織を一変させ、100億企業への道を歩み始めたカンサプ株式会社。
その驚くべき変革の軌跡と、経営者・幹部の生の声から、企業成長の本質とポイントについてお伝えします。
成長の壁への直面と可能性への気づき
「踊り場なんじゃないですか」
2022年、ある金融機関からのこの一言が、カンサプの岩本修一社長の心に突き刺さった。32店舗まで拡大し、多くの顧客から支持を得ていたものの、コロナ禍での売上低下や人材採用の停滞など、成長の壁を感じ始めていた。
そんな中、北國銀行から船井総合研究所との連携による「100億企業化セミナー」の案内が届く。
「100億なんて、正直考えてもいませんでした」と岩本社長。しかし、経営幹部3名でセミナーに参加したことが、大きな転機となる。
「最初は壮大な夢のように感じました。でも、具体的な数字とアクションプランに落とし込んでいくと、『自分たちにもできそう』という自信が生まれてきました」。
組織の変化と経営幹部の視点
ロードマップ作成から2年。変化は想像以上に早く訪れた。
「もはや私一人で考える必要はないのです。むしろ、社員から次々と提案が上がってくる。この変化には本当に驚いています」と岩本社長。
取締役の前田氏も変化を実感している。
「最も大きな変化は、社員一人ひとりの当事者意識です。以前は指示待ちだった社員が、自ら考え、提案するようになりました。月次の数字分析や新規出店の候補地選定なども、現場から積極的な提案が上がってくるようになったのです」。
前田氏は、全員が同じ未来図を共有できている安心感を強調する。
「『自分たちはこういう会社を作っていくのだ』という共通認識が、日々の行動を変えているように感じます」。
カンサプの挑戦と未来への展望
当初の10年計画は、このペースでいけば達成できる可能性も見えてきた。しかし、岩本社長はもう100億という数字にはこだわっていない。
「計画を作ったことで、100億という数字がもはや通過点になりました。私たちには、地域と共に成長していくという大きな使命がある。その実現に向けて、これからの8年が本当に楽しみです」。
カンサプは、2032年までに売上100億円、300店舗以上、従業員2,000名を超える企業を目指している。その実現のために、新たな業態開発や海外進出、食材の自社調達など、様々な挑戦を計画している。
岩本社長は、「感サプの輪を広げる」という使命のもと、単にラーメンを提供するだけでなく、関わるすべての人々に喜びを届ける企業を目指している。
前田氏は、これから経営計画を作る経営者へ次のようなメッセージを送る。
「100億ロードマップは全社員が同じ夢を持ち、その実現に向けて自ら行動を起こすきっかけになるものです。私たちも作成前は不安もありましたが、今では確かな手応えを感じています。
経営者お一人の想いで終わらせるのではなく、右腕となる幹部と共に未来を描く。その一歩を踏み出すことで、必ず新しい景色が見えてくるはずです」。
幹部が自ら動き出す組織へ変革したい経営者へ
カンサプさまが実践した100億企業化計画がもたらす組織革新についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
カンサプさまの経営計画は、
・PMVV（Purpose, Mission, Vision, Value）、
・事業戦略
・人材戦略
・財務戦略
の4つの要素から構成されています。これらの要素を明確にし、バックキャストで考えることで、経営幹部が意思決定できる100億企業化ロードマップを策定することができました。
みなさまの会社も、カンサプさまのように大きな飛躍を遂げる可能性を秘めています。幹部が自ら動き出す組織へ変革したい経営者や経営幹部の方は、10年ロードマップを描きましょう。
他の事例のお伝えも含めて、貴社にあった進め方を一緒に描ければと思いますので、
お気軽に当社コンサルタントへお問い合わせください。
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