財務戦略

100億企業になるための資金調達戦略

2022.12.15

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◆成功のポイントは勝てるビジネスモデル×差別化された資金調達

 

売上100億に到達できる企業とそうでない企業の違いに、

 

「お金の借り方」が挙げられます。

 

業績拡大を考える上で、

商品力の強化や新しいビジネスモデルの作り込みなど、

事業の強化により他社との差別化を図る企業が多いと思いますが、

事業だけでなく、資金調達の差別化が図れていますでしょうか。

 

資金調達の差別化とは、

「必要資金が」「いつでも」「必要な額だけ」「低コスト」で、

調達出来る状況を指しますが、

 

100億企業では

資金調達も他社との差別化要因の一つとしてしっかり取組みをされています。

 

◆100億企業が実践している資金調達

 

下記表は年商別の資金調達レベル一覧です。

 

・調達コスト (※調達拡大期はコスト度外視で調達額を優先)
プライムレート基準ではなく、TIBORレート基準や金利スワップ商品などを利用できているか。

・担保
不動産や動産担保に依存しない、企業の信用力で借入が出来ているか。

・保証
代表者や法人保証なく、借入出来ているか。

・融資額
融資枠(当座貸越)の設定だけでなく、将来的に必要になる資金の確保が出来ているか。
コミットメントライン、シンジケートローンやストラクチャードファイナンスなど高度な資金調達が出来ているか。

 

もちろん全ての項目で最上位レベルに達することが理想ですが、

持続的な成長を目指すためには

「融資額>担保>保証>調達コスト」

の優先順で資金調達レベルの引き上げを行う必要があります。

 

◆資金調達レベルを上げるために

 

資金調達レベルを上げるために、

企業側主導(企業側から金融機関へ働きかけ)により、

金融機関面談を行っていく必要がありますが、

2つのポイントを押さえて面談を行っていただきたいと思います。

 

①自社の財務状況の把握
金融機関目線で財務分析を行い、調達レベルに見合った財務状況となっているか確認する。
※財務状況が悪い場合は、良くなる絵(事業計画)を見せる

 

②金融時流を知る
金融業界がどのような市況になっているのか、営業担当が何に注力しているのかを知る。

 

①で自社を知り、②で相手を知るという、

折衝の基本ではありますが、金融機関交渉もこの基本は変わりません。

 

そして、現在の金融時流は100億を目指す皆様にとって

資金調達レベルを上げやすい環境下にあるのはご存知でしょうか。

 

ゼロゼロ融資が9月末をもって終了し、コロナ資金から次の融資先開拓が始まっています。

 

◆100億ロードマップを活用する

 

コロナにより業績悪化企業が増加する中で、

100億を目指す“前向きな企業”の方が

融資改善しやすい状況にあるのは当然です。

 

そのような環境下だからこそ、

明確なロードマップを作成し、

資金調達レベルのUPを図っていただければと思います。

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石田 武裕

執筆者名:石田 武裕

新潟大学卒業後、政府系金融機関にて10年超、融資営業・審査一体の業務に従事後、 2017年10月船井総合研究所入社。

財務コンサルティングに従事し、キャッシュフロー改善、調達枠拡大等、 支援実績多数。

経営者の夢に寄り添いながらも、徹底した現場主義を貫き、企業経営者、 従業員とともに汗をかいて支援に取り組むことがモットー。

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