財務戦略

100億企業になった経営者が描いていた財務戦略とは?

2023.03.06

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コロナウイルスの影響が続いている中、ウクライナ危機が発生し、

VUCA時代を象徴するような未来の予測が難しい日々が続いています。

 

このような状況下ですので、未来に向けた成長戦略を改めて描くことは効果的です。

 

中堅・中小企業においては、年商が20億円を到達した頃から成長が鈍化して頭打ち、

そして次第に業績が低迷するという場合が少なくありません。

 

そんな「壁」を乗り越えて年商100億円を達成した企業はどのような取り組みをしているのでしょうか?

 

100億円を目指すために企業が取り組むべき経営課題

100億円を目指すために企業が取り組むべき経営課題は以下5つです。

・事業戦略
・人事組織戦略
・財務戦略
・パーパス経営
・DX化

20億円または100名前後までは「事業」自体が経営課題の中心となるのですが、

その規模以上の持続的な成長を実現するには、経営課題が多様化し、それぞれを的確に解決する必要が出てきます。

 

多様化する経営課題を大きな括りとでまとめると

「事業戦略」「人事組織」「財務会計」「パーパス」の四つの観点に、

現在ではテクノロジーを活用した「DX」が加わります。

 

その中で、今回は「財務戦略」について詳しくお伝えします。

 

100億企業になっていく上で重要な要素「財務戦略」

売上20億円位まであれば財務担当者は社長が兼務され、借入も問題なくできているという企業が多いのではないでしょうか。

 

しかし100億企業を目指していく上では、事業の投資金額も増加し金融機関との付き合い方や

融資の条件や借入方法など見直しを図ることが望ましい場合がでてきます。

 

また事業部門出身の幹部でこの財務関連を担うには時間を要します。

 

100億円を目指すためには、「事業に必要な資金調達を滞りなくできるような体制の構築」が必要となります。

この財務戦略を怠ってしまったり、20億円までと同じ財務戦略をとっていては、

会社の成長が鈍化、もしくは衰退してしまう可能性もあるのです。

 

20億円を突破してきた会社は「企業の価値最大化」に向けて「財務戦略」をこれまでとは変えていかなければなりません。

では具体的にどのようなことをするべきなのでしょうか?

 

①資金調達戦略

「融資枠を確保する」など必要な資金をいつでも確保できる体制づくりをするために、

バンクフォーメーションの見直しや、金融機関から評価されるための金融機関対策などをとる必要があります。

 

②社内財務管理体制構築

20億円を突破したタイミングで社長だけが財務を見ているというのは会社の成長の鈍化につながりかねません。

社長が事業戦略などに集中して取り組めるよう、会社の財務を担う責任者をおく必要があります。

 

実際に100億企業の会社では金融機関からの出向で財務担当者を採用しており、

事業に必要な資金調達を滞りなくできるように体制を構築されています。

 

③M&A、HD化、IPOの検討

事業成長をしていく中で、M&AやHD化、そしてIPOを目指すといったことは切っても切り離せないものとなります。

経営者は常にこれらを検討しながら経営をしていく必要があります。

 

企業が100億円を目指すうえで、経営者の皆様には上記3つの財務戦略は必ず取り組んでいただきたい項目となっております。

今回は財務戦略についてお伝えしましたが、「事業戦略」「人事戦略」「パーパス経営」

どのテーマにおいても100億円企業になった時の想定から逆算した100億ロードマップ(100億設計図)を策定することで、

より成功確率を上げ、成長を加速させることが可能となります。

 

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鈴木 圭介

執筆者名:鈴木 圭介

2007年株式会社船井総合研究所に新卒で入社。

法律事務所を中心とした士業事務所の事業戦略・マーケティング支援・組織開発に従事し、業界を代表する事務所・士業グループを多数輩出。

デジタルマーケティング関連テック・リーガルテックを中心としたテクノロジーを活用に強みを持ち、 スタートアップ企業と共に、士業事務所及び企業の変革をサポートしている。

近年は「中堅企業向け総合コンサルティング」の立ち上げに参画し、中堅企業向けのサービス拡充に向けて従事。

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