財務戦略
税理士活用の観点からみる”経営管理”
2022.11.21
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売上拡大の計画やアクションも重要ですが、
継続成長を実現するために経営管理改革は避けては通れず、
意外と盲点になっているケースも少なくありません。
私自身、コンサルティングの現場を通じて、
地域一番店、地域の中でも中堅の企業様が100億円企業を目指すにあたって、
実は重要な観点の一つが「経営管理」だと感じております。
目指すべき経営管理体制とは
100億円を実現するためには、
下記の経営管理体制を目指す必要があります。
・管理部門業務を効率化し、企業が成長しても管理部門人員を増加しなくて済む、スマートな管理部門になっている
・月次決算を15日以内に出すことができる
・管理会計を導入し、毎月経営幹部が予実状況を見ることができる
・試算表、予実管理表、キャッシュフロー表等をもとに月次経営会議を実施できる
・月次経営会議の中でアクションを決定し、すぐに動くことができる
・アクションの早期化により、目標達成や財務状況改善ができる
やるべきことが多いと感じるかもしれませんが、
まず実施すべきは「経理改善」です。
経理を改善することにより、
管理部門のスマート化、
月次決算の早期化、管理会計・予実管理の導入が進みます。
経理改善の6ステップ
企業が成長しても経理の仕組みが変わっていない場合、
経理業務ばかりが増えて継ぎ接ぎ状態になっていることが多いです。
二重入力や、
自社の状況に適していない外部データ連携機能を使うなど、
むしろ手間がかかっていることもあります。
システムの機能を最大限活用して業務を効率化するためには、
「経理フローの見直し」と「システムの見直し」が必要です。
経理改善を実現するためには下記のステップで進めていきます。
1.現状の経理フローを書き出す
2.現状の課題を整理し、解決に向けてフローやシステム変更を検討する
3.理想の経理フローを整理する
4.自社の叶えたいことを実現する機能があり、基幹システム(販管システム等)と連携性の高いシステムを選定・導入する
5.既存システムからデータを移行する
6.数か月既存システムと並行運用し、完全切替まで進める
これを通常業務と並行して進めるには相当な労力がかかりますし、
人材を採用しようにも、専門的な知識を求めるとコストも時間もかかります。
ではどのようにしたら良いのでしょうか?
実はこれらの経営管理体制強化は、全て税理士にサポートしてもらうことが可能です。
経理改善ができる税理士に変更した事例
税理士全員が経理改善をできる訳ではありませんが、
経理改善を得意とするハイレベルな会計事務所は、
たしかに存在します。
東京都の医薬品研究開発・販売をしている年商10億円の企業の事例をご紹介します。
こちらの企業では経理担当者が退職したため、
経理改善と経理アウトソーシングを合わせて依頼されました。
その結果、
・システムをクラウド化し、試算表が10営業日で出るようになった
・10年間属人化していた経理業務を、見える化することができた
・プロに経理業務を委託することで、経理担当者の退職後も経理業務を継続することができた
という状況になりました。
自社の経営管理改革のために「税理士変更」を検討する
中小企業の一番身近な経営パートナーは税理士です。
しかしながら、
「税理士は何ができるのか」
「どのような税理士を選ぶべきか」
あまり知られていないのが現状です。
今週より3回シリーズで、
・100億円を目指す企業が実施した「税理士変更」3つのポイント
・100億円を目指す企業が「税理士変更」すべきタイミング
をお送りいたします。
100億円を目指すにあたり、
自社の顧問税理士が適切なパートナーかどうか、
顧問税理士とどのように付き合っていくべきかをお考えいただくきっかけになれば幸いです。
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