新規事業策定
パーパス経営
「地域密着×成熟業種」中小企業の成長戦略とは
2023.02.01
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「地域密着×成熟業種」の次の10年のロードマップとは
成長している企業の事業ポートフォリオを分類すると、5つのモデルに分かれるようです。
自社は、どのモデルが当てはまりますか。
モデル①ニーズ拡張型
既存事業の資源・技術・ノウハウを応用し、「同一動詞で異なるニーズの客層」を獲得する多角化パターン
モデル②サプライチェーン統合型
既存事業の「前後の業種」を行うことで、顧客の裾野を広げる多角化パターン
モデル③付随拡張型
主たる商品・サービスに付随する商品・サービスを付加することで、顧客の単価アップを図る多角化パターン
モデル④販路開拓型
製造工程や技術が似た製品を作り、異なる業種の顧客へ裾野を広げる多角化パターン
モデル⑤異業種混合型
既存事業の技術やノウハウはあまり用いず、「異なる業種の客層」を獲得する多角化パターン。
FCやM&Aで展開することが多い
ただ、業種的に成熟していると①~④は、市場の縮小とともに経営が厳しくなってきます。
そこで、新たな伸びる市場を見つけて、
新規事業として挑戦する「モデル⑤異業種混合型」で、
見事、再・成長を遂げた会社さまをご紹介します。
地域密着×成熟業種こそ、新規事業で再・成長!営業利益が30倍に伸びた事例
イワモトグループは和歌山県内を中心に
石油事業(県内11店舗)・LPガス事業・車検事業(県内5店舗)・保険事業・設備業・不動産事業などを軸に展開している、
中核のエネルギー事業を営む岩本石油がメインのグループ企業(年商130億)です。
2018年、4代目の岩本勉氏が、代表に就任されました。
コロナ前ではありましたが、当時からエネルギー事業(特に、石油関連)など、
既存事業の成長に陰りが見えておりました。
岩本氏は、「代々“何かの事業を立ち上げてきた“のが岩本の歴史。
既存事業の市場規模が縮小しても、伸びる会社にしたい。
自分の代から「新たな“創業期”」という思いで新規事業を立ち上げる」という確固たる信念で、
4つの新規事業立ち上げられました。
4年の最中、
コインランドリー・エニタイムフィットネス・リノベーション・ドローンの4つの事業を立ち上げました。
結果、
グループ業績は売上がV字回復・営業利益は過去最高益(新規事業立ち上げ前後で、30倍まで)
になるまでの成長を実現させました。
いかがでしたでしょうか。
今回はイワモトグループ様を中心に、
地域密着×成熟業種のなかで新規事業で伸びた例をお伝えさせていただきました。
本コラムがご参考になりましたら幸いです。
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