一段階上の地域コングロマリット経営~人口6万人地域でハイレベルな密着、県内や九州全体にも影響力を持つ~/丸光グループ

一段階上の地域コングロマリット経営~人口6万人地域でハイレベルな密着、県内や九州全体にも影響力を持つ~

熊本県の玉名市に本社を構える丸光グループは、人口わずか6万人の地域に深く根差し、県内から九州全体にも影響力を持つ「一段階上の地域コングロマリット経営」を実践しています 。生コンクリートの主原料販売から始まり、陸運、自動車整備、土木工事へと事業領域を拡大 。さらには教育サービス、医療福祉、海苔の養殖まで、第一次産業から第六次産業までを網羅する多角的な事業を展開しています 。


創業以来、売上構成比のバランスが非常に良く、特定の事業に偏らない安定した経営が特徴です 。また、「自己実現欲求喚起支援業」という独自の経営理念のもと、社員の成長を最大限に支援し、8人もの社長を輩出 。従業員の親子在籍比率が全体の1.6%を占めるなど、社員が「入りたくなる会社」を実現しています 。

インタビュー&レポート

丸光グループ
代表取締役CEO

Hiroyuki Yamada

山田 浩之氏

創業期~承継期~現在までの変遷

熊本県の玉名市に本社を構え、地域で非常に大きな存在感を示す丸光グループ。 コンクリートの材料販売を祖業とし、その運搬業や車両に必要な自動車の整備、土木工事事業などへと領域を拡大していきました。 その後は教育サービス業など祖業と離れた事業にも進出、BtoC 業態として医療福祉分野も増やし、現在は海苔の養殖なども手掛け、地域の第一次産 業から第六次産業までを包括する多彩な事業を展開しています。

 

同社の創業は1970年、山田 健止氏が生コンクリートの主原料となる高品質の骨材(砂・砂利・石灰石など)の販売事業を行う丸光商事を創業したこ とからスタートしました。玉名市を流れる菊池川に堆積する川砂を採取し、生コンクリートを製造する会社に販売したのが、事業の始まりです。 やがて、販売する原料をダンプカーで運搬する陸運事業を開始。使用する車が増えていったことで、運送用自動車の整備も自社で手掛けるようになりました。 79年には、これまでに培った人脈やノウハウを活かす形で土木工事事業部門を創設し、外橋工事や河川改修、港湾事業等また資源リサイクル事業、 海苔養殖事業などにも進出。海運事業も行うようになりました。 「社会資本整備ビジネス」と「それに必要な原料の供給ビジネス」を軸に事業を拡大、地域の発展をサポートしてきたのです。

 

95年には、その2つからも離れた事業にも進出。全国に2,000以上の個別指導塾を展開する明光義塾を中心に県内に15教室展開し、教育事業をスタートしました。 その後、ほねつぎ鍼灸接骨院のFC 運営を3店舗、近年には治療特化型のデイサービスも手掛けるようになり、BtoC 事業も強化。 玉名市の第一次産業から第六次産業まで広範囲にカバーし、高いレベルの地域コングロマリット経営を実践しています。

 

担当コンサルタント

価値向上支援本部
アカウントパートナー推進部
マネージング・ディレクター

Keisuke Suzuki

鈴木 圭介

2007年株式会社船井総合研究所(現株式会社船井総研ホールディングス)に新卒で入社。法律事務所の事業戦略・マーケティング支援・組織開発に従事し、デジタルマーケティングを中心に変革を進め、業界を代表する事務所・士業グループを多数輩出。法律部門の責任者を経て、2021年より「中堅企業向けコンサルティングサービス部門」の立ち上げに参画し、特に20億~50億企業が100億企業になるためのコングロマリット企業化・ロードマップ策定に関する専門性を有する。「日本の未来を担う企業の成長を加速させる」ことをミッションに日々コンサルティングを行っている。2023年より同部門責任者(マネージングディレクター)に就任。『地域コングロマリット経営』(2023年)同文舘出版、『士業の業績革新マニュアル』(2015年)ダイヤモンド社等、多数の書籍を執筆。

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