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圧倒的な業績アップのために、自社のセンターピンを立てる

2023.05.24

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今回は「圧倒的な業績アップ」という観点で、住宅不動産業界での実例を交え、

「業績アップのセンターピンは何か?を考える」というテーマで、お話をいたします。

 

【トピックス1】新規事業か?注力事業を決めるのか?

数年をかけて圧倒的に業績を伸ばしたい企業にとって、3年・5年・10年の計画というのは当然の事ながら必要なものになってくると思います。

その中でも自社のセンターピンは何かと考えられたことはありますでしょうか?

 

人材採用?出店?○○の新規事業の展開?既存事業の強化?

まずは、その足並みをしっかりと検討をする必要があります。

 

【トピックス2】センターピンを押さえ、100億企業化を進める企業の例

住宅不動産業界で、2020年30億円→2022年50億と飛躍的に売り上げを伸ばされた会社があります。

関西エリアで事業を展開する、注文建築会社です。同社の目標は2027年までに80億という事ですが、そのペースは飛躍的でございます。

 

この企業様のセンターピンは、「不動産仕入れ」でした。

土地があれば家が作れる・売れるという商圏特性を再度理解し、土地仕入れ人財、マーケティングリソースの集中投下、

またアイデアの再構築をおこなったのです。

 

元々取り組んでいた、地主に直接アプローチし、人海戦術で不動産買取をする方法に加え、

土地買取専門店を立ち上げ、よりマーケティングとしての間口強化をおこないました。

 

更には、解体業・農業・飲食などの業種展開も行い、そこで得たリードに対し、不動産買取のプロモーション・紹介促進をしていったのです。

“仕入れが強化できれば圧倒的に業績を伸ばせる”それに気づいた事が戦略的勝利となる大きな要因でした。

その気づきがあれば、迷いなく、次のリソースの投下案が浮上してきます。

そのようにして、業績アップの道筋を描いていけるのがベストシナリオだと考えております。

 

【トピックス3】住宅不動産業界でのセンターピン、キーワードは「仕入れ」

分譲事業をされている企業が飛躍的成長をしている印象はあるかと思いますが、不動産仕入れ含め、同業界における業績アップキーワードは「仕入れ」となります。

具体的にいうと、① 不動産仕入れ ② 建材等モノ仕入れ ③ 人財仕入れ(採用)です。

 

■販売スピード・加速化強者になりたい場合は①
■ 地元においてコスト的強者になりたい場合は②
■ 業績アップシナリオが描けている、会社としての仕組み化が整った場合は③

 

となるでしょう。

よく同業界では、「仕入れ」を制する会社が「業界を制する」といった表現をすることもあります。

他業種、業態においては、皆様にとっての今現在におけるセンターピンは何かぜひ再考の機会にしていただけたら幸いでございます。

 

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青木 直哉

執筆者名:青木 直哉

船井総合研究所に新卒で入社後、住宅不動産会社向けのコンサルティングに従事し、

年商3億から600億円の企業の業績UPに尽力してきた。

徹底的な競合・市場・自社分析を元にデータドリブン経営を展開し、

既存ブランドの活性化だけではなく、新ブランド開発や新市場開拓を推進し、

集客戦略・営業戦略の構築と実行支援を展開している。

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