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コロナによる売上停滞を機に 100 億企業へのロードマップを描く
2022.12.11
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100 億企業を目指すには、
過去の延長線で取り組むのではなく、
目標から逆算した道のりを描いた、
「ロードマップ」を用意することがおすすめです。
今回は、そのロードマップを描き、
中小企業から中堅企業になるため新たなスタートを切った、
株式会社森住建様の事例をご紹介します。
◆予期せぬ売上停滞を脱却し、100 億企業を目指す決意を固めた
―「家づくりに関わる全員で、お客様の幸せが叶う最高の家づくりをしたい」―
株式会社森住建の代表取締役 森 浩幸氏は、
それまで大工としての経験を積む中でそのような想いが膨らみ、
2002 年地元・岐阜県にて同社を設立しました。
新築・注文住宅事業を中心に、
増改築・リノベーションや水回り・外装等の部分リフォームと、
事業を拡大させ、設立 20 年で年商 25 億円まで業績を伸ばしました。
着実な成長を続けたこともあり、
森氏はあと 4,5 年で自身の引退を考えていたそうです。
そんな矢先、新型コロナウイルスの影響でここ 1,2 年間、
売上が停滞したことを受け、
これまでとは異なる視点で大きな企業成長に迫られました。
そのときの実際の思いを森氏に伺いました。
「『若い人たちの働ける場所作りをしたい』と社員に伝え続けてきましたが、
ここで私自身が止まってしまったら、信じて入ってきてくれた人たちの
次のステージがなくなってしまうと考えました。
売上停滞も乗り越え、更なる企業成長を進めるため、これまでの延長線ではなく、
目標から逆算した明確な経営計画を立てることを決意しました。」
◆根拠に基づく 10 年後の姿を描くと、100 億実現を信じられるようになった
“目標から逆算した明確な経営計画=ロードマップ”は、
実数値から行動計画に落とし込むことによって、
より具体的かつ実現可能性の高い戦略立案につながります。
またそれは、
10~20 億円達成までの経営視点とは異なるため、
これまで気が付くことができなかった課題をも見つけ出すことができます。
実際に作成してみた感想を、森氏に伺いました。
「今までの経営は感覚でおこなっていた部分もありましたが、
ここから先は細部までしっかり数値で組み立てる必要性を感じました。
特に分かりやすく強く感じたのは、採用計画です。
これまでも毎年ある程度の休職率や離職率があるのですが、
抜ける数を深く考えずに採用数を決めていました。
それを、産休や育休なども含め実績や見込からある程度逆算した上で、
補えるような採用数に設定しました。
10 年後から逆算して考えると、
今できない事でも『できないからやめよう』ではなくて、
『どうしたらできるのだろうか』と、糸口を考えるようになりました。
正直、コロナ禍真っ只中の 2020~2021 年は、
『今はできないからせめて現状維持を』と、
足元の事だけを考えていましたが、
これでは企業は止まってしまうということをようやく実感しました。
今、ロードマップを作成してみて、
もちろん 10 年後の戦略がはっきり見えているわけではないですが、
そこまでに逆算したことをやっていく中で、
5 年後 10 年後にやるべきことが必ず見えてくるようになると感じていますし、
100 億円達成も実現できそうだと思えるようになりました。」
◆最後に
20億から100億を目指していく中では、
足元の業績を上げることのみを考えるだけでは、
達成することはできません。
今できることではなく、
100億を達成するために10年後から逆算的に考えて
先を見る思考に変えていく必要があります。
100億ロードマップを策定することで、
より成功確率を上げ、成長を加速させることが可能となります。
皆様もぜひ、100億ロードマップの策定を検討してみてはいかがでしょうか。
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