年商100億円を実現する「攻めの財務戦略」資金調達と組織づくりレポート
年商100億円突破へ。PL思考を脱し「多行取引」で攻める財務戦略
本レポートでは、年商100億円の壁を超えるために必要な「攻めの財務戦略」をまとめています。
成長が止まっている企業の多くは、PL(損益計算書)を重視するあまり投資を控えがちですが、成長を続ける企業は借入を有効に活用しています。
本誌では、年商50億〜70億円規模で陥りやすい「金融の空白地帯」を打開する多行取引の重要性を説き、取引銀行を15行、20行と増やす具体的な方法を解説。専門の財務部門づくりや、銀行の理解を得るための「デットIR」の手法も紹介しています。
インタビュー&レポート
はじめに : 100 億企業化 ® へ のカギは 「 財務 バランス 」 にあり
企業の成長過程において、売上高100億円という壁を突破するためには、これまでの延長線上にある経営手法だけでは不十分です。
100億企業化®を実現するための鍵は、「成長性」「収益性」「安全性」という3つの要素を、高い次元でバランスさせることにあります。多くの企業が成長の過程で足踏みをしてしまう主な原因は、以下の2点に集約されます。
● 安全性を過度に重視しすぎる
…リスクを恐れて成長投資を控えてしまう。
● 無謀な投資
…計画性のない投資により、資金繰りを悪化させてしまう。
実際に、私たちが神戸大学と共同で行ったデータ分析では、持続的に成長している企業には明確な共通点があることが判明しました。
それは、「成長率が高い企業ほど、借入金を積極的に活用している」という事実です。
成長企業は借入によって調達した資金を固定資産などへ投資し、事業を加速させています。
「無借金経営」や「内部留保のみでの成長」を目指す企業よりも、適切にレバレッジを効かせた企業の方が、結果として10年後の純資産(自己資本)が数倍に積み上がっているケースが多いのです。
真の安全性を手に入れるためにも、適切なリスクテイクと積極的な投資が必要不可欠であると私たちは考えます。
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